第7回東アジアサミット(EAS)は20日、カンボジアのプノンペンで開催されました。中国の温家宝首相はほかのメンバー国の指導者と共に出席しました。各国の指導者は、東アジアサミット協力の進展、未来の発展方向のテーマ、そして関連の国際・地域問題をめぐって意見を交わしました。カンボジアのフン・セン首相が会議を司りました。
温首相は発言で、以下のように提唱しました。
一つ、協力発展に新たな元気を注ぎ込むこと。中国は「プノンペン発展提唱」を提出し、これに基づいて、東南アジア諸国連合(ASEAN)と討議し、「プノンペン発展宣言」に成り、「均衡、包容、持続可能」を提唱し、各方面が発展経験の交流を推進、マクロ経済の協調を強化し、地域格差の縮小を促進、金融、エネルギー、教育、災害管理、公共衛生、連絡疎通などの6大の分野での協力を拡大する。
二つ、地域一体化の新たなチャンスを捉えること。中国はASEANの地域包括的経済連携(RCEP)を全力で支持する。中国は交渉を全力で支持し、積極的に参入する。各国は自由公平の貿易政策を忠実に履行し、市場開放を堅持し、あらゆる形の保護主義を断固反対する。
三つ、対話、協商、共栄の協力的雰囲気を作ること。当事国が対話を通じて相違点と問題点を適切に処理できることを信じるべきだ。中国はサミットが災害管理、伝染病予防・治療、海賊退治など新しい安全分野での協力を支持する。
四つ、各国が自国の事務処理に努めること。各メンバー国はより有力な政策と措置を講じて国際金融危機に対応し、自国の金融情勢を安定させ、経済を振興させ、就職を増やし、民生を改善すべきだ。
温首相は、「中国は古くから相互尊重、信用和睦を提唱し、東アジアの平和、安定、発展に引き続き、責任感のある大国の役割を果たす」と強調しました。
サミットでは、「東アジアサミット・プノンペン発展宣言」などの文書が調印されました。(白昊)
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