イランの報道機関によりますと、シリア政府と一部反対派の代表は、来週イランの首都テヘランで「シリア全国対話会議」を行います。

　イランのメヘル通信社は13日夜、イランのアブドラヒ外務次官の話を引用して、「『暴力不要　民主必要』というテーマでシリアの政治勢力、少数民族と反対派の代表が、シリア政府の代表と対話する」と報じました。会議の詳細は明らかになっていません。

　これに先立ち11日、アメリカ、カタール、トルコなどの国とアラブ連盟の参与の下に、シリアの一部反対派の代表は、カタールの首都ドーハで、反体制派統一組織「シリア国民連合」を立ち上げ、指導者を選出しました。これに対してアサド政権を支持するイランやギリシャは、今回の「シリア全国対話会議」を通じて、「シリア国民連合」の影響力をけん制しようとしていると見られています。（朱丹陽）国際・交流へ