第1回中国・ASEAN （東南アジア諸国連合）科学技術相会合が22日、広西チワン族自治区南寧市で開かれ、ASEAN10カ国の科学技術相が出席しました。中国の万鋼科学技術相とASEAN科学技術議長が共同で主催しました。出席者は、中国・ASEAN科学技術協力メカニズムの更なる整備や、双方の科学技術の更なる発展の促進などについて共通認識に達しています。

　現在、中国はASEAN10カ国のうち8カ国と、政府間科学技術協定を締結し、1000あまりの協力プロジェクトを実施しています。双方の科学技術協力は、中国・ASEAN戦略パートナーシップの重要な部分になっています。双方は、共同研究や、実験室と科学技術モデル基地の共同開発、人材育成などを通じて、進んだ中国の実用技術の応用と拡大を促しました。

　万鋼科学技術相は「中国とASEAN各国はともに、発展途上国であり、経済発展、民生改善の任務を担っている。また、世界気候変動などにも直面している。さらに、科学技術の創造が経済発展の促進で果たす役割を深く認識している」とした上で、「双方の協力は、ASEANと加盟国の科学技術の発展計画と重点を考慮した上で、農業や健康、エネルギー、水資源など10の分野で拡大していく必要がある」と強調しました。（朱丹陽　山下）

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