全国科学技術イノベーション大会が6日から7日にかけて北京で開催されました。中国共産党中央総書記、中央軍事委員会主席の胡錦涛国家主席は会議で、「『科学技術と教育によって国を興し、人材によって国を強くする』という2つの戦略を実施し、『自主的イノベーション、重点での飛躍、発展を支え、未来をリードする』という指導方針を堅持すると共に、国家中長期科学技術発展計画綱要を実行し、自主的イノベーション能力の向上を核心として、科学技術と経済・社会発展の融合促進を重点とし、科学技術の枠組み改革をさらに深化する他、科学技術イノベーションを制約する際立った問題の解決に力を入れ、経済の発展方式と経済構造調整における科学技術の支柱としての役割を十分に発揮し、国のイノベーション体制の構築を速め、小康社会（ゆとりある社会）を全面的に打ち立てて、世界の科学強国として固い基礎を築いていく」と強調しました。

　胡錦涛主席は、科学技術改革の深化、イノベーション型国家の建設加速について、6つの意見を打ち出しました。１.科学技術の発展を優先すること。２.自主的イノベーション能力を高め、戦略型新興産業を育成し、ハイテク技術によって伝統産業の発展を図り、農業科学技術を革新すること。３.科学技術体制の改革を深化し、技術イノベーションにおける企業の主体的地位を強化すること。４.人材発展メカニズムを整備し、大規模で優秀なイノベーション人材チームを作ること。５.イノベーション環境の最適化を図り、『科学を根拠とし、科学を愛し、科学を学び、科学を活用する』という良好な社会の潮流を作ること。６.科学技術の開放と協力を拡大し、中国の科学技術の発展を国際的なレベルまで高め、より高い起点で自主的イノベーションを推進すること。（白昊、王巍、中原）暮らし・経済へ