中華全国青年連合会（全国青連）と中華全国学生連合会（全国学連）は12日、日本政府の釣魚島「購入」を非難する共同声明を発表しました。

　この声明は「10日、日本政府は中国側の強い反対と再三にわたる厳正なる申し入れを顧みず、釣魚島とそれに付属する南小島、北小島を「購入」し、「国有化」の実施を発表した。これは中国の領土と主権を公然と侵害し、中国国民の感情を傷つけており、中日関係を損なうまた一つの重大な事態をもたらした。学生を含む中国の若者たちは断固としてこれに反対し、強い非難を表明する」としています。

　この声明また、「釣魚島とその付属の島嶼は中国固有の領土であり、これらの島嶼に関して中国は争う余地のない主権をもち、これには十分な歴史的、かつ法的根拠がある。釣魚島をめぐって日本側は絶えずいざこざを引き起こしており、特に今年は、釣魚島の「購入」と「国有化」なるものの実施を発表した。これは完全に不法であり無効なことで、これらの島嶼に対する中国の主権を少しも揺るがすことは出来ない。日本側は釣魚島を「日本固有の領土」だと主張しているが、これは歴史の事実を無視したものであり、世界の反ファシズム戦争の勝利の成果と戦後の国際秩序に対する挑発である。中国の若者たちは決してこれを容認しない」と強調しています。

　この声明はさらに「学生を含む中国の若者たちは、これまで国の領土と主権を守る面で先陣に立っており、中国の神聖な領土への侵犯を決して容認せず、如何なる形の挑発をも決して放任しない。わが政府が国の領土主権を守るために取ったあらゆる措置と正義の行動を断固として支持し、中国の共産党、政府と国民の側に最後まで立つ」と述べています。(鵬、kokusei)

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