逗子賞(神奈川県逗子市でのコンサート出演)の賞状に、 名前をサインする受賞者たち
第一回日本香港国際音楽コンクール授賞式及び受賞者記念コンサートが9日、香港の繁華街、銅鑼湾にある香港日本人倶楽部で開催されました。
この7月、香港においてピアノ、バイオリン、フルートの三部門の審査がおこなわれた当コンクールは、それぞれの部門が年齢別、レベル別のクラスに分けられており、参加にあたり年齢、国籍などの制限は一切設けられていません。準備にあたった碓井俊樹・日本香港国際音楽コンクール実行委員長は、「初回ということで、様々な心配事がございましたが、予想に反して多くの日本、香港の若者にご参加頂き大変嬉しく思います」と語りました。
大きな賞状を囲む受賞者たち
日本の流行文化に親しみを持つ香港からの参加者が多かったためか、最終的には162人が参加するという、クラシック音楽コンクールの初回として異例の盛況となりました。香港、日本からの参加が大部分を占めましたが、ヨーロッパでクラシック音楽を学習中の日本人など、様々な個性が香港に集まりました。多士済々な参加者の中から選ばれた日本人4人、香港人4人が、それぞれの部門で一位を獲得。コンクールの副賞として、神奈川県逗子市でのコンサート出演などの機会が与えられます。主催者によりますと、コンクールは今後、中国大陸部からも参加者を募っていく方針だということです。
授賞式当日、まずは碓井俊樹実行委員長、近藤薫(九州交響楽団コンサートマスター)等の審査員による模範演奏がおこなわれ、引き続き、各部門優勝者による演奏披露、授賞式が行われました。
授賞式に出席した審査員たち
授賞式の主賓として招かれた在香港日本国総領事館の隈丸優次総領事は、「受賞者、参加者の方々がこれを契機に、ますます才能を開花させることを願ってやみません。また、このコンクールを契機に、クラシック音楽を通じた日本と香港をはじめアジア地域との交流や連帯感が一層強まったものと信じております」と、両地域の若者に暖かい言葉を寄せました。
このコンクールは、日本香港音楽協会、第一回日本香港国際音楽コンクール実行委員会により、主催されたものです。(張梅)
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