国連・アラブ連盟合同のシリア問題特別代表ラクダール・ブラヒミ氏が9日夜、エジプトの首都カイロに到着しました。10日、ブラヒミ特別代表はシリア問題について、アラブ連盟のアラビー事務局長およびエジプトのムルシー大統領とそれぞれ会談しました。

　エジプトのアムル外相は後の記者会見で、「モルシ大統領とブラヒミ特別代表はシリアの情勢について意見交換した」と発表し、「モルシ大統領はシリアの衝突を止め、シリアの安全と安定を回復する必要性を強調した。エジプトはブラヒミ特別代表の斡旋と、シリア危機解決、衝突事件防止のためのあらゆる努力を支持する。モルシ大統領はシリア国民の利益に関心をもち、シリア国民が難関を乗り越えられるよう支援したいと考えている」と語りました。

　ブラヒミ特別代表は今回の会談を高く評価し、シリアの衝突を停止させる取り組みでのエジプト国民の態度に賞賛の意を示しました。（白昊）国際・交流へ