中国の温家宝首相は10日北京で、「釣魚島は中国、固有の領土である。主権や領土問題で中国政府と人民は決して半歩も譲ることはない」と述べました。
温首相はこの日北京市郊外にある外交学院の新しい学園を訪れ、周恩来さんと陳毅さんの銅像除幕式に参加しました。学校のホールでの先生と学生たちへのスピーチの際、温首相は、「中国政府と人民は、苦労して手に入れた国家主権と民族の尊厳を誰よりも大切にしている。かつて極めて困難な状況下でも、決して屈服することは無かった」と述べました。
温首相はまた、「中国は自主独立の平和的外交政策を堅持し、物事の理非曲直によって自らの判断を下し、如何なる国や国家集団とも同盟を結ばず、国際間の安全協力に積極的に参加し、国家利益と世界人民の福祉を維持する」と指摘しました。
温首相はさらに、「中国は世界各国との交流と協力を強化し、世界の持続可能な発展を推進するため、努力を続ける」と述べました。
外交学院は「中国の外交官の揺籃」と呼ばれ、開校以来57年で、300人の大使を含む外交の人材を育てきました。(ooeiei、志摩)
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