中国雲南省彝良県で7日、マグニチュード5.7の地震があり、8日午前10時までに80人の死亡が確認されたほか、820人余りが負傷、74万人の現地住民が避難を余儀なくされています。
ロシアのウラジオストクでAPECの会議に出席中の胡錦涛国家主席は地震発生後、直ちに救援活動を展開し、被災地住民の生命と財産の安全を確保するよう関係部門に要求しました。また、救援活動の指揮に当たる温家宝首相は、8日未明地元彝良県で、被災者の救出が今現在の急務だと強調しました。
8日、中国安全生産監督管理総局の救助チームを含む23の鉱山事故救援チーム622人が被災地に到着し、救助活動を始めました。この他、成都軍区の救援隊4000人が昆明や成都など4ルートから現地に入っています。一方、中国民政省はテント1万張と布団2 万枚、防寒着2万着を緊急調達し、被災地に輸送しました。
暫定的な集計によりますと、今回の地震により、彝良県とその周辺の地域で6650軒の家屋が倒壊し、道路や水道、電気など多くのインフラ施設が壊され、経済損失は35億元(日本円でおよそ420億円)に上っています。(万、大野)暮らし・経済へ
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