シリアのジャファリ国連大使は4日にニューヨークの国連本部で、「シリアは国連とアラブ連盟の合同特使ブラヒミ氏との協力を望んでいる」と述べました。

　国連大会はこの日にシリア情勢の関連会議を開き、パン・ギムン事務総長の報告を聴取しました。ジャファリ氏は「シリア危機の解決はアナン前国連事務総長の６つの計画から離れてはいけない」と強調しました。

　一方、ブラヒミ氏はスピーチで、「シリアの未来はシリア人民によって決められる。このプロセスにおいて国際社会の支持は欠かせない。各方面が一つの目標に向けて努力してこそ、シリア危機を解決することができるだろう」と述べました。

　またシリア反対派「平和変革連盟」の関係者はモスクワで、同連盟は条件が整っていない中での全国対話に反対することを表明しました。

　現在、シリアの各党派には全国対話について意見の食い違いが生じています。反対派勢力は、交渉前にアサド大統領が辞任することを条件として求めましたが、政府側はこれを受け入れず、アサド大統領の今後については、交渉が始まってから検討するとしています。（ooeiei、吉野）

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