国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のグテーレス高等弁務官は30日、ニューヨークの国連本部で、「シリアの人道的危機はますます深刻化しており、外国へ避難した難民の数は22万9000人に達している」と述べました。
国連安保理は当日午後、シリアの人道的状況について会議を開きました。グテーレス高等弁務官は席上行なった報告で「外国に避難したシリアの難民はその隣国の社会、経済と安全に厳しい影響をもたらしている」と述べた上で、国際社会がシリアの難民により多くの援助を提供するよう呼びかけました。
グテーレス高等弁務官は、また「政治的対話を通じてシリア危機を解決し、平和を実現させてこそ、今回の人道的危機に終止符を打つことが出来る」と強調しました。
また中国の李保東国連大使は会議で、「シリアへの人道的救援は中立と公正の原則を守り、人道主義の政治化を避け、救援の非軍事化を堅持すべきだ」と述べました。(玉華)国際・交流へ
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