第3回上海協力機構ビジネスデーが3日に、中国北西部にある新疆ウイグル自治区のウルムチで開幕しました。

　上海協力機構ビジネスデーは中国・アジアヨーロッパ博覧会の重要な項目として行われるもので、上海協力機構の各加盟国が情報を交換し、協力を検討する重要な場となっています。

　中国商務省の李金早次官が開幕式に出席し、「上海協力機構は成立から11年間にわたり、地域の協力を促進する面で重要な役割を果たしてきた。2011年の中国と加盟国との貿易額は1000億ドルを突破し、増加幅は35％に達している。地域の経済協力は工業インフラ施設の近代化、都市建設、道路の改築、農業の発展、社会保障などの経済と社会の発展に関係する各分野にわたっている。同時に物流、科学技術などの新興分野における協力も発展させてきた。上海協力機構は地域の経済発展に役立つ組織となっている」と指摘しました。

　李金早次官はまた「中国は各国とともに地域の伝統分野における協力の新しいモデルを積極的に開発し、新興分野の協力レベルを向上させ、各産業の発展の潜在力を引き出していく。各加盟国の経済貿易協力を深め、地域経済の持続可能な発展を推し進め、国民生活を向上させながら、恒久的に平和で共に繁栄する地域の構築に尽力していきたい」と述べました。（Yin　吉野）暮らし・経済へ