今年の6月15日は上海協力機構の設立10周年になります。最近、国内外から多くの人々が、上海協力機構が、各分野においてこの10年で収めた成果を高く評価しています。
中国の王開文キルギス駐在大使は、「ここ10年で、経済的な分野、および『3つの勢力』取締りにおける協力が、上海協力機構の重要な任務になっており、現在までにすでに著しい成果を上げている。また、上海協力機構加盟国間の文化協力も盛んになった」と述べました。
モスクワ国際関係学院のアレキサンドレ教授は、「上海協力機構は、ウズベキスタンの首都タシュケントに地域のテロ取締り機関を設置してから、テロ対策の面で多くの効果的な活動を行った。それには、反テロ演習、情報交換、人的訓練も含まれており、現在すでに、今後数年間の演習計画を採択している。総じて言えば、反テロが、すでに組織協力の重要なポイントとなっている」と述べました。
ロシア連邦大統領上海協力機構事務特別代表のレオニード氏は、「上海協力機構は、すでにアジア欧州地域、特に中央アジア地域の平和と安定を維持する精神的土台となった。今後この機構の重要性は時を追って強まるだろう。上海協力機構枠組内の協力内容は充実してきており、防衛安全協力のほか、アジアとヨーロッパを接続する交通および統一した情報サービスネットの構築、医療衛生、農業分野の協力、人的訓練などの面の協力も大きな成果を上げた。このほか、ここ数年、上海協力機構は、ますます地域の社会、経済の発展問題に注目するようになった」としました。(翻訳:董燕華)暮らし・経済へ
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