中国エネルギー研究会が9月1日北京で発表した報告によりますと、2011年、中国の石炭消費量は34億2500万トンで、一次エネルギー源の消費総量の68.8%を占めています。これに対して、世界では石炭消費量が一次エネルギー源の消費総量に占める割合は30%以下だということです。これについて、同研究会は「中国のエネルギー構造は戦略的調整が必要だ。石油天然ガスや、水力発電、風力、太陽エネルギーなどの比重を高めていくべきだ」としています。
エネルギー研究会の兪燕山副会長は「2011年、中国は石炭と天然ガスの比重が高まったが、石油と非化石エネルギーの比重が下がった。世界的に見れば、一次エネルギー源は石油天然ガスを主としているが、中国では石油天然ガスの比重はわずか22%しかない」と指摘しました。
中国では、石油天然ガスと水力発電、風力、太陽エネルギーなどのグリーンエネルギーの比重が低いため、単位GDP(GDP1万元)当たりのエネルギー消費量の下落スピードが緩やかだとしています。(Katsu、志摩)暮らし・経済へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |