ロンドン五輪でバトミントン競技のすべての金メダルを獲得した中国バトミントンチームが9日北京に戻りました。李永波総監督は、「ロンドン五輪後に引退するつもりだった于洋選手は、無気力試合の事件で、引退を撤回した」と述べました。

　メディアやファンの人たちが北京国際空港でチームを出迎えました。その焦点は于洋選手と王暁理選手が無気力試合で資格を取り消されたことです。これについて李永波総監督は、アスリートに責任を担わせるつもりはないとしています。

　李永波総監督は、「このことをこれ以上言う必要は無い。我々の出発点はいい成績をとって、五輪の競技場で国旗が掲揚、国歌が演奏されることだ。それが我々の目標だ。しかし、その過程で遺憾と不足が残された」と述べました。

　李永波総監督はまた、「このことの責任を、二人の選手に取らせることは無い。アスリートはシンプルで、試合をして、チャンピオンを目指すものだ。これは疑う余地がない。なんの非難もしない」と述べました。

　于洋選手が五輪後引退するという話について、李永波総監督は、「元々于洋選手がそう考えていた。しかし、今回の処罰を受け、かえって続けていくことを決心した」と述べました。（ooeiei、志摩）　暮らし・経済へ