イランのサレヒ外相は9日、「ワシントン・ポスト」に文章を掲載し、「中東は世界で最も敏感な地域の一つだ。早急にシリアで政治変動を推し進めることは、域内の安定を損なうことになる」と指摘しました。
サレヒ外相は「統制可能な政治移行のためのロードマップを確立せず、早急に政治変革を促すことは、不確定な局面をまねき、域内の安定を損なうだけだ」と懸念しました。また、シリアを報復または影響力争奪戦の「戦場」とみなさないよう、一部の大国と域内の一部の国に呼びかけました。
さらに、「シリアが当面の難局から抜け出す唯一の道として、『シリア人自らに活路を探り出すチャンスを与える』ことだ」としたうえで、「シリア政府と反体制派の会談を推し進めて、対話により当面の危機を解決したい。シリアでの政治改革実施を支持する」とのイラン政府の立場を表明しました。(朱丹陽 志摩)
国際・交流へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |