イランのサレヒ外相は9日、「国連・アラブ連盟の合同特使を務めるアナン氏が提出したシリア平和計画は決して失敗してはいない。アナン特使の後任が引き続き独立性を保つことを期待している」と強調しました。
サレヒ外相は「シリア危機が長引いているが、国際社会が責任を持って危機を解決すべきだ。そして、シリア国民に協力と援助を提供するとともに、シリア政府と反体制派の対話を促す必要がある。また、国際社会と域内の国が連携して、外交手段を通じて、危機を平和的に解決しなくてはならない」と述べました。さらに、「域内の国々がシリア問題で冷静さを保たなければ、過激主義を引き起こす恐れがある」と、イランの立場を示しました。
このほか、「一部の国が、シリア内政に干渉せず、武器を提供しない事を、イランは望んでいる。外部からの干渉によって、国内情勢が混乱に陥るだろう。この影響はその他の国に波及し、壊滅的な状況を招くにちがいない」と強調しました。(朱丹陽 志摩) 国際・交流へ
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