第二次世界大戦のころ、日本の神奈川県にある相模湖ダムの建設で殉職した中国、朝鮮、韓国、日本の労働者を悼む追悼会が29日、相模湖交流センターで行われました。
追悼会は「相模湖建設殉職者連合追悼会実行委員会」が主催したもので、相模湖がある相模原市の山口和夫副市長、神奈川県議会の笠間茂治副議長、駐日中国大使館の関係者や在日華僑、朝鮮人、韓国人団体の代表らが出席しました。
追悼会は現地時間の同日午後1時30分から、厳粛に始まりました。3人の地元の小学生が中・日・朝韓の三大民族を象徴する蝋燭に火をつけ、出席者全員が起立し、殉職者に黙祷を捧げ、献花しました。
また、追悼会では、歌唱家の神山直子さんが、市島紅音さんのピアノ伴奏で、「花の街」、「愛」、「あなたがそばにいたら」などの曲を歌いました。地元の市民や小学生、横浜中華学校校友会国術団からも素晴らしい出し物を披露しました。
相模湖交流センターでは相模湖ダムの歴史を伝える展示会も開かれ、相模湖ダム建設に携わった労働者の苦しみをとらえた多くの資料写真が展示されました。また、ダム建設当時、翻訳を務めた常貴五さんが、中国人労働者の強制連行について証言しました。
「相模湖建設殉職者連合追悼会実行委員会」は日本の有識者と進歩団体によって、殉職者を追悼するためにつくられ、1979年から毎年の7月に追悼会が行われています。(路、山下)国際・交流へ
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