韓国統一省の金炯錫（キム・ヒョンソク）報道官は16日に行われた記者会見で、韓国の食糧借款の返済要求に対し沈黙を守っている朝鮮の態度に遺憾の意を表した上で、期限となった食糧借款を返済するよう改めて朝鮮に求めました。

　金炯錫報道官は、「この借款は6月7日に返済期日を迎えた。先月15日、韓国は返済を求める通知書を朝鮮側に送ったが、借款返済について朝鮮からの返事は一切ない」と述べた上で、「朝鮮は南北間の協議に違反している。韓国政府は再び、返済を求める通知書を朝鮮に送った」と説明しました。

　韓国連合通信社の報道によりますと、韓国政府は2000年から2007年までの間、あわせて7億2500万ドルの食糧借款を朝鮮に提供しました。韓国は返済期日となったその一部の合計583万ドルの食糧借款の返済を求めています。（万、中原）

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