中国高齢者権益保障法の修正草案が26日、全人代（全国人民代表大会）常務委員会に提出されました。法律の専門家によりますと、政府は大幅な法改正を行い、1億8500万人の高齢者に向けた養老保障や高齢者サービスの改善を促し、高齢者の「幸福指数」を高めるよう努力しているということです。

　現在、中国では、高齢化が急速に進み、2011年末までに60歳以上の高齢者は全国で1億8499万人に達し、総人口の13.7%を占めるようになりました。また、第12次五カ年計画期間末（2015年末）には、高齢者は全国でさらに4300万人増え、2億2100万人に達する見込みです。

　中国社会科学院がこのほど発表した報告書によりますと、2030年、中国は世界で高齢化が最も深刻な国になり、2050年には高度高齢化段階に入るということです。（06／27　Lin、大野）暮らし・経済へ