北京市高齢者スポーツ協会(中国名ー北京市老年体育協会)の成立30周年記念大会が16日午前、北京市労働者活動センターで行われました。
大会には、北京市の劉敬民副市長、中国高齢者体育協会の張発強会長などが参加しました。
北京市高齢者スポーツ協会は1980年に設立した中国初の高齢者スポーツ協会で、この30年来、スポーツ活動の普及、体質の強化、それに高齢者へのスポーツサービス提供などを趣旨とし、高齢者に適する様々なスポーツを積極的に展開しています。これまで、この協会と各クラスの関連協会は科学的発展理念を全面的に実行し、「国民フィットネス条例」を実施し、提唱、研修、展示と試合や交流などを通じて高齢者のスポーツ参加を促し、成果をあげてきました。
大会で挨拶した劉敬民副市長は、「中国は高齢化社会という段階に入った。高齢者の健康問題は高齢者自身だけでなく、その家庭の幸せ、それに社会の調和にも関わっている。そのため、高齢者のスポーツ参加における需要は、個人だけでなく、社会と国、それに民族的なものとなってきた。これは高齢者スポーツ事業の発展に必要な原動力となっている。また、『健康と調和』という2つのテーマを重点にし、その社会的役割を進んで発揮することにより、2つの効果がでてくる。それは高齢者の健康と生活のレベルが向上され、これが、家庭、社会、民族と国により良く影響してくるということだ。この点から言うと、高齢者スポーツ体育事業の発展を図ることは強大な求心力をもつことになる」と語りました。
また、中国高齢者スポーツ協会の張発強会長は「『健康と調和』を強調し、高齢者スポーツ事業の革新と発展を引率しよう」というテーマの文章を発表し、北京市高齢者スポーツ協会成立30周年に祝意を表した上で「北京の高齢者スポーツ活動はこれまで多彩に活力を持って発展しており、これを通じて、高齢者の心身の健康と暮らしが大幅によくなってきた。これが経と社会の発展、社会の安定、それに北京を国際的なスポーツ都市に築いていくことに一役買ってきた」と書いています。
なお、記念大会の後半では、各クラスの高齢者スポーツ機構の代表がそれぞれ素晴らしい出し物などを披露しました。(取材・写真:ken)
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