26日に開かれた全人代・全国人民代表大会常務委員会の第27回会議で「高齢者権益保障法修正案草案」が審議され、現行の「高齢者権益保障法」に大幅な修正を加えました。

　現行の同法は、1996年に施行されたものです。高齢化の加速や高齢者の貧困の増加、家庭における高齢者支援の弱体化などの新たな問題を受けて、修正案草案は現行の6章50条を9章86条に増やしており、修正が加えられない条項は10条項のみとなっています。

　修正案草案は高齢者に対する扶養者の医療介護の内容を充実化し、高齢者後見制度を構築するとしているほか、家庭介護支援の内容も追加しています。

　また、様々なレベルの養老、医療保険システムを確立し、長期間の介護保障制度を徐々に構築すると共に、浮浪者や物乞、介護放棄などにより生活のあてのない高齢者を救済する規定を定めています。（白昊、中原）暮らし・経済へ