高齢化社会への対応について話し合う会議が1日に北京で行われました。会議では2011年末に全国における60歳以上の高齢者人口は1.85億人となり、総人口の13.7％を占めることが明らかにされました。

　このほど発表された「社会養老サービス体系建設計画（2011－2015年）」によりますと、現在社会養老サービスの体制づくりはまだ初歩段階にあり、新たな情勢、業務、ニーズに適応できない問題があります。そのうち養老サービスと老人福祉施設不足などの需要と供給のギャップが突出した問題となっています。

　高齢化に伴い、中国では養老サービス業が新興産業となっていますが、利益が薄い業界でもあり、公立と民間経営の老人福祉施設不足の問題を引き起こしています。

　高齢者の介護ニーズは養老サービス消費市場の形成に有利に働き、2015年までに高齢者への介護における潜在的市場規模は4500億元を超え、養老サービス業の雇用ニーズは500万件以上の規模になると見込んでいます。（ken、吉野）　暮らし・経済へ