中国の胡錦涛国家主席は20日スペインのテネリフェ島で、スペインのソラヤ・サエンズ・デ・サンタマリア副首相と会見しました。胡主席は「深刻で複雑な国際情勢に直面する中、中国とスペインはそれぞれの強みを更に発揮し、政治的相互信頼の増進に努め、経済・貿易協力の拡大を図り、人文交流を深め、国際問題における協力を強化し、両国の全面的な戦略的パートナーシップを新しいレベルに引き上げるべきだ」と強調しました。
胡主席はまた、「中国とスペインの関係は最も良好な時期にある」とし、G20ロスカボス・サミットについて、「各加盟国はこのサミットで、今後のG20の方針をめぐって成長維持、雇用促進、安定維持に力を入るべきだと認識した。また、互いに助け合い、協力およびウィンウィンの精神を遵守し、マクロ経済政策の協調性を強め、世界経済の強力で持続可能かつバランスの取れた成長を促進していく必要がある」と語りました。
サンタマリア副首相はこれに対し、「中国とさらに密接な関係を築いていきたい。両国の協力は現在、新しいチャンスに恵まれている。スペインは中国とのハイレベル交流を保ち、経済・貿易、投資、科学技術などの分野での交流と協力を強化し、国際問題において引き続き互いに支持・協調していきたいと考えている」とし、「現在の情勢の下でヨーロッパ、特にスペインを支持している中国に感謝する。ヨーロッパの発展は世界的にも、中国・ヨーロッパ関係にとっても有利だ」と述べました。(白昊、中原)
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