中国の胡錦涛国家主席は14日北京を出発し、欧米に向かいました。1週間の訪問期間中、胡主席はデンマークを公式訪問した後、メキシコで開催される第7回G20サミットに出席します。

　中国元首のデンマーク訪問は、国交樹立後62年間で初めてです。3日間の訪問期間中、胡主席はデンマークのマルグレーテ2世女王およびシュミット首相と会談する予定です。中国・デンマーク両国は政府間の協力文書と商業協定に調印します。中国は今回の訪問を通じて、デンマークとの平等互恵の政治関係を強化し、実務協力を開拓し、文化交流を促進し、重大な世界と地域の問題についての協調と協力を強化したいということです。

　デンマークの公式訪問を終えた後、胡錦涛主席は18日と19日、メキシコのロスカボスで開かれる第7回G20サミットに出席します。中国外務省の関係者は、「今回のサミットは、世界経済が様々な不安定や不確定な要素に直面して、G20が国際経済問題でさらに重要な役割を果たすようになった状況で開かれる。中国は、このサミットが引き続き、成長の促進と安定の確保に力を入れ、世界経済に自信を伝え、世界経済の回復に原動力を提供することを期待している」と述べました。（白昊、大野）