中国の胡錦涛国家主席は18日にメキシコのロスカボスで、フランスのオランド大統領と会談しました。双方は両国関係の発展推進について意見を交わしました。
胡錦涛国家主席は「国交樹立以来、中国とフランスの関係発展は他の西側諸国より先に立っている。複雑に変化している情勢の下で、両国は共に国連安保理の常任理事国、そして世界の主要な経済体として重要な責任を担っている」と述べた上で、「中国はオランド大統領がたびたび中国との関係を重視すると示したことを評価している。両国が全面的な協力を強化し、手を携えて双方の全面的な戦略パートナーシップを新しい段階に引き上げることを期待している」と示しました。
両国関係の推進について胡錦涛国家主席は以下の意見を提案しました。第一に戦略的かつ長期的角度から見て両国関係を構築し、ハイレベルの往来を強化し、戦略的な信頼を深めていくこと。第二に原子力エネルギー及び飛行機製造などの伝統的な分野における協力を強化し、新エネルギーとハイテク技術における提携を推進する。また相互投資を拡大させ、バランスのとれた二国間貿易の発展を促していくこと。第三に人的交流と文化交流を強化し、青少年間の往来と地方間の往来を奨励すること。第四に重大な国際問題と地域問題における意思疎通と協調を強化することの4つです。
これに対して、オランド大統領は「中国との関係を重視している。中国と共に様々な国際的な課題に立ち向かい、世界の平和と安定を維持していきたい」と述べました。その上でフランスは今後も中国との関係を発展させるために積極的に努めていくとしました。(万、吉野)
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