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 中ロ、共同声明を発表

2012-06-06 19:46:51     cri    

 中国とロシアは6日、北京で共同声明を発表し、「平等かつ互いに信頼、支持し合い、共に繁栄していく世世代代の友好的、全面的な戦略協力パートナーシップを築くことに尽力する」と表明しました。

 声明は、今後10年間ハイレベルの往来を更に密接に行い、議会、政府、各部門間の協力体制を健全化すること、および2009年から2012年の両国の「近隣友好協力条約実施綱要」を実行し、2013年から2016年の実施綱要を作成すること、そして各分野での協力を深め、2015年までに両国の貿易額を1000億ドル、2020年までに2000億ドルまで引き上げることを定めました。

 また声明は、「双方が上海協力機構枠組内で地域の平和と安全を保障することは、重要な意義があるとして共通認識に達した」とし、枠組み内でアフガン問題を含めた地域安全問題について話し合うべきだとしています。この他、エネルギー、省エネ、交通、農業、ハイテクノロジーなどの分野の大型協力プロジェクトを実行することにより、上海協力機構の経済貿易協力を推し進めていく方針を打ち出しました。

 朝鮮核問題について声明は、6か国協議を早期再開し、平和的な方式により各方面の関心事を解決することで、この地域の安全を実現するよう関係各国に呼びかけています。また、シリア問題ついては、シリア・アラブ共和国の主権、独立、統一、領土保全を支持し、『国連憲章』の主旨と原則を遵守した上で、全面的な政治対話により外部による干渉のない状態で公正かつ平和的な解決方法を見出すべきだと重ねて強調しました。イラン問題について双方は、対話と交渉を通じて平和的に解決し、対抗する方向に情勢が悪化することを防がなければならないと主張しています。(イツゴウ、中原)

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