中国の楊潔チ外相は13日、ロシアのラブロフ外相、インドのクリシュナ外相と共に、ロシアのモスクワで開催された中ロ印3カ国外相第11回会合に出席しました。3人の外相は3カ国の協力や共に関心を寄せる国際問題と地域問題について深く意見を交わし、重要な共通認識に達しました。

　楊潔チ外相は3カ国の協力を積極的に評価し、「新興国家の協力の重要な場として、中ロ印3カ国の協力メカニズムは平和を図り、協力を促進し、発展を求めるといった時代の呼びかけに応えるだけでなく、新興国が互恵共栄を行う重要な意義を明確にした。中国は平等互利、協力共栄の政治的対話と実務的な協力を行い、新興市場国の協力のレベルを引き上げ、新情勢の下での3カ国間の協力と多国間の協力の拡大を提唱する」と述べました。

　3カ国は、「中国、ロシア、インドは新興の発展途上の大国として、地域や世界の平和、発展、安定を維持するために積極的な役割を果たす責任を持っている」と一致した見解を表明しました。また、国連、Ｇ20、ＢＲＩＣＳなどの多国間メカニズムの中での協力を強化し、この地域の繁栄と安定、および世界経済の回復と発展を促進し、多国間主義と国際関係の民主化を推進する面で積極的な役割を果たすことで一致しました。（玉華、小野）