中国・アラブ連盟協力フォーラム第5回閣僚級会議が5月31日閉幕しました。会議後の記者会見で中国の楊潔チ外相はシリア問題について中国の立場を表明しました。
楊外相は「中国はアラブ諸国と同様、シリア問題に注目している。現在、シリア問題の政治的解決は正念場を迎えている。アナン特使が調停活動を積極的に展開すると同時に、国連監視団もシリアでの活動を始めた。しかし、シリア国内では武装衝突やテロ襲撃が絶えず発生している。このほどホウラで発生した襲撃事件について中国は非常に驚き、残念に思っている。特に、女性や子どもを含む一般市民に対する殺害行為を強く非難し、事件の徹底調査や犯罪者への懲罰を強く要求する」と話しました。
また、中国の立場について、楊外相は「まず、中国は公正な立場をとる。中国は国際法規及び中東地区の平和と安定、アラブ諸国の国民の長期的利益を守りたい。次に中国は実際行動を重視している。これから、協議や交渉を促し、シリア政府と反政府派の両方にも働きかけながら各側と緊密な連絡と交流を保っていく。第三に、中国とアラブ諸国とは、一致した目標を持っている」と強調しました。(ミン・イヒョウ)
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