中国外務省の劉為民報道官は10日、北京で行なわれた定例記者会見で、「中国はアナン特使による6項目の提案を支持している」と語り、シリア政府や反対派など関係各方面は、直ちにアナン特使の調停案や国際社会の声に確実な反応を示し、停戦や軍隊の撤退などの約束を守るよう促しました。更に、これによって現在の緊張した情勢を緩和させ、シリア問題の政治的解決に向けて良い条件を作っていくよう呼びかけました。

　4月10日は、アラブ連盟と国連のシリア問題担当特使をつとめるアナン前国連事務総長が提案した停戦の最終期限ですが、シリア国内では、まだ武装衝突が続いています。（Yan、Keiko）