中国外務省の楊潔チ外相は18日、北京で訪問中のシリアのワリード・ムアレム外相と会談しました。双方は主に、シリア情勢などについて意見を交わしました。
楊外相は、「このほどシリア政府と反政府勢力は停戦を宣言し、暴力行為の暫定的な停止を実現した。中国はこれに対し歓迎の意を表す」と述べました。
また、楊外相は、中国政府がシリア問題においてとってきた原則や立場、活動などを説明し、シリア政府が国連のアナン特使が提案した六つの提案を履行することを希望し、積極的にアナン特使を支持することを望む。また、停戦、軍隊の撤退などの約束を守り、安保理が派遣した停戦監視団先遣隊の活動を受け入れ、包容性のある政治対話と改革プロセスを行い、シリア問題を公平で、平和裏に、そして適切に解決するよう希望していると語りました。さらに、中国は反政府勢力も停戦の約束を守り、アナン特使の六つの提案を実施するよう希望しました。
ムアレム外相は、現在のシリア情勢を説明するとともに、中国がシリア問題において客観的で公正な立場を貫き、シリア問題の政治解決に努力したことに対して感謝の意を表しました。そして、アナン特使を支持し、六つの提案を守り、停戦と軍隊撤退などの約束を履行して、国連停戦監視団に協力すると述べました。
また、双方は両国の関係についても意見を交わしました。(劉叡、小野)
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