シリア問題の解決に取り組む国連監視団の車列が9日、シリア南部のダルア付近で、爆弾による襲撃を受けました。これに対し、中国外務省の洪磊報道官は10日、北京での定例記者会見で、今回の爆弾襲撃を非難したうえで、シリア各方面に対し、監視団の活動への協力と安全確保に努め、政治的な対話を早急に再開するよう、呼びかけました。

　さらに、洪磊報道官はシリア各方面に対し、国家と国民の利益を考え、暴力停止の約束を守ることを求め、「中国は関係者を派遣して監視団に参加し、シリア問題の解決に一貫して協力していく」と述べました。（05／10　Lin、山下）