2012年初の国連気候変動会議が25日、ドイツのボンで閉幕しました。2週間にわたる困難な交渉を通じて、去年のダーバン会議で定められた「強化された行動のためのダーバン・プラットフォーム特別作業部会」（ADP）の交渉プロセスが確定され、議長団のメンバーも決められたということです。

　ダーバン会議の決議によりますと、ADPの主な任務は2020年以降、各国が「国連気候変動枠組条約」（UNFCCC）を実施し、温室効果ガスの排出削減や気候変動に対応する根拠として、2015年までに、すべての締約国に適用される法律文書を作成することです。

　UNFCCC事務局の代表は記者会見で、「締約国はすでにADPの作業プロセスについて意見の一致に達し、2015年までに新たな国際気候条約を作成するという目標に向けて一歩進んだ。かなり難航していたが、度重る交渉によって、互いの立場や注目点がより理解できるようになった」と述べました。（FUYING、中原）国際・交流へ