日本の宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は現地時間18日午前1時39分、鹿児島県の種子島宇宙センターで、３個の衛星を載せたＨ2Ａロケットを打ち上げました。そのうちの1個は韓国の衛星で、今回日本は初めて海外から受注した衛星の打上げに成功しました。

　このほど打ち上げられた衛星「アリラン3号」は韓国航空宇宙研究院が開発した多目的実用衛星です。光学カメラを搭載し高解像度の写真の撮影が可能で、地図制作や環境保護、農業などの分野に用いられます。

　また衛星「アリラン3号」のほか日本の宇宙航空研究開発機構の水循環変動観測衛星と九州工業大学の小型衛星が同時に打上げられました。

　2005年以来、14回連続でＨ2Ａロケットの打上げに成功していますが、三菱重工業は「今回の打上げを契機に、世界の衛星打ち上げビジネス市場への参入を望んでいる」と示しました。（玉華、吉野）国際・交流へ