中国吉林省敦化市で旧日本軍が遺棄した毒ガス弾によって負傷した中国人少年2人が日本政府に一人当たり3300万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は16日、請求を棄却する判決を言い渡しました。
被害者の代理弁護士である大江京子さんは「日本人として、この判決に非常に恥ずかしく思う。判決では、地裁は一部最重要な事実を無視した。日本政府はこの予期できる結果に対しなんら予防措置を取らなかった」と指摘しました。
2004年7月、4人の中国人児童が吉林省敦化市のある川で遊んだ時、旧日本軍が遺棄した毒ガス弾を発見しました。当時12歳の周桐君と8歳の劉浩君が毒ガス弾から流れた有毒物質にふれたため、呼吸障害と深刻な視力低下などの後遺症を招きました。
2008年1月、周桐君と劉浩君は東京地裁に訴訟を起こし、一人当たり3300万円の損害賠償を求めました。(Katsu、Kokusei)国際・交流へ
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