中国の中央銀行にあたる中国人民銀行が外国為替市場おいて、人民元の米ドルに対する1日の変動幅を拡大する決定を行なったことについて、IMF（国際通貨基金）のラガルド専務理事は14日、歓迎する声明を発表しました。

　ラガルド専務理事は声明の中で、「中国人民銀行は、人民元相場の弾力性を高めるうえで、重要な一歩を踏み出した。経済成長のバランスを維持し、為替レート決定における市場の役割を、より発揮させるという面での中国の約束を具体化している」と話しました。

　中国人民銀行は14日、人民元の米ドルに対する1日の変動幅について、基準値の上下0．5％から1．0％に拡大すると発表しました。16日から実施されるということです。（ミン・イヒョウ）　国際・交流へ