国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は30日声明を発表し、ユーロ圏に対する金融の「ファイヤーウォール」構築の決定を歓迎すると述べました。
ラガルド専務理事は、声明の中で、「力強い政策の枠組み実施は、危機の終結と世界金融の安定維持の面で非常に重要だ。欧州の安定メカニズムと金融安定のツールの融合、及び近年欧州が他の方面でしてきた努力は、欧州の『ファイヤーウォール』を強化し、国際通貨基金がメンバー国の利益増加を支援することになる」と述べました。
ユーロ圏17カ国の財務相が30日に行った会合では、「ファイヤーウォール」の問題について意見が一致し、欧州救済基金の規模を8000億ユーロまで拡大させることに同意しました。また、国際通貨基金に対し1500億ユーロの資金注入をすることを約束しました。
国際通貨基金の予測によりますと、今後数年に世界での潜在融資の需要は約1万億ドルに達するということです。(劉叡、志摩)
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