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 IMF専務理事、新興経済体の役割を強調

2012-03-21 13:48:22     cri    
 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は20日、「ユーロ債務危機が緩和しつつあり、新興経済体は世界経済の成長を促進する面で、より大きな役割を果たしている」と述べました。

 これは、ラガルド専務理事がインドのニューデリーで開かれたインド中国経済成長会議で明らかにしたものです。

 ラガルド専務理事は「すでに世界の関心は欧州から他の地域へ移りつつある。ユーロ圏では依然として、多くの改革や多くの面で改善の必要がある。しかしながら、当面の状況は、それほど深刻ではない。十分な政治的決断を以ってこれら問題を解決できると信じている」と述べました。

 ラガルド専務理事はまた「経済成長において、新興経済体には先進国が学ぶに値するところが多くある。中国指導者は、成長の質と量を強調するだけでなく、成長の平等性を強調している。これは世界のすべての経済体が共に直面する問題である。インドも身分証の統一や医療と補助金とを結びつけるなどの措置を通じて、不均衡な成長問題を解決しようとしている」と述べました。

 発展途上国間の貿易に触れたラガルド専務理事は「中国は世界貿易での重要な国として、異なる貿易先を切り開き、南南地域協力の枠組み構築のために尽力している。途上国間の貿易と地域協力は近い将来、注目を集めるだろう」としました。

 ラガルド専務理事は2日間にわたる中国訪問を終え、19日にインドに到着したものです。(hj) 国際・交流へ

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