「中日国民交流友好年開幕式」の中国側の開幕式が10日夜、東京で行われました。中国政府の特使を務める蔡武文化相と日本の藤村修官房長官が式典に出席しました。
蔡武文化相は挨拶の中で、「世界と未来に目を向け、より長期的な視点と広い心で中日関係を扱うべきだ。中日関係の方向をしっかりと把握し、両国の各分野での交流と協力を広く行うことによって、新たなチャンスを創出し、『心の絆』を構築するべきだ」と述べました。
藤村修官房長官は、「中日の戦略的互恵関係の発展においては相互信頼の強化が特に重要である。『日中国民交流友好年』を通じて、両国国民間の交流を全面的に実現し、両国国民間の相互理解と信頼感が高まることを期待する」と述べました。
また、藤村官房長官は野田佳彦首相の祝電を伝えました。野田佳彦首相は祝電で、「中日国交正常化40周年という機会を生かし、各レベルの様々な対話や交流を通じて、互恵関係を深めることが非常に重要だ。日本政府は様々な記念行事をしっかりと行い、両国民の共同努力の下、中日間の友情の絆がさらに深まることを期待する」と表明しました。
中日国交正常化40周年を記念するため、両国政府は今年を「中日国民交流友好年」に定めました。なお友好年の日本側の開幕式は2月16日に北京で行われました。(玉華、吉野)国際・交流へ
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