会員登録

 震災後の中日協力シンポジウム、北京で開催

2012-04-03 15:50:02     cri    

 日本の東日本大震災の教訓をまとめた『3・11災害の教訓:複合危機とリスク管理』の中国語版発行式と災害における中日協力シンポジウムが3日、北京大学で行われました。

竹中平蔵元経済財政政策大臣

 これは、去年3月11日に起きた東日本大震災の後、6ヵ月以内のデータを分析し、災害における教訓と直面している課題などについてまとめたもので、竹中平蔵元経済財政政策大臣や日本で著名な評論家の船橋洋一さんなど各分野の専門家がまとめたものです。日本語版以外に英語版、韓国語版が出版されました。

日本で著名な評論家の船橋洋一さん

 発行式の挨拶で北京大学校務委員会の郝斌副主任は、「去年3月11日に起きた災害は世界に大きな衝撃を与えた。災害の防止について日本から学べる経験は非常に多い。この本は東日本大震災を徹底的に分析し、世界各国に貴重な財産を残した」と述べました。

 中日友好協会の王秀雲副会長は、「今後人類が災害に直面する際にどのように対応するかについて、この本が重要な意義を果たせるよう期待している」と述べました。

 日本大使館の堀之内秀久公使は、「地震発生直後から、中国をはじめとする世界中の皆様から沢山の支援を頂いた。このシンポジウムが国際社会に対する貢献の1つになることを願う」と述べました。

 また、本の翻訳に当たった北京大学日本研究センターの林振江常務理事は、「この本は震災当時、日本がどのような対応をし、どのような結果になったのかを、民間が批判を含めてありのままに書いたもので、国情の違う中国で出版することに大きな意義を感じる」と述べました。

 発行式の後、著者である竹中元大臣や船橋氏、ほかの専門家による災害の分析などがあり、震災の教訓などについて交流が行われました。(取材・写真:劉叡)

 国際・交流へ

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS