イランの最高指導者アリ・ハメネイ師は9日、「イランは核問題をめぐる西側の対イラン制裁の圧力に屈しない」と述べました。
これはこの日、イラン各地のテレビ放送で流されたもので、アリ・ハメネイ師は「西側諸国のイラン制裁の目的はイラン国民を絶望の境地に立たせ、イランの官僚や民衆に自らの立場を改めさせようとすることにあると絶えず強調してきた。彼らは誤った。その目標を達成することはできない」と述べた上で、3月に行われる議会選挙に積極的に参加するようイラン国民に呼びかけました。さらに、「イランの敵はイラン国民の議会選挙への参加を妨げようと試みている」と演説しました。
昨年10月以降、イランと西側との関係が急速に悪化しています。口火となった事件は、イランが米国駐在サウジアラビア大使の暗殺を企てた疑いがあるとしてアメリカが起訴したもので、その後イランが秘密裏に核兵器を開発していることを非難する報告書を国際原子力機関(IAEA)が発表しました。続いて、アメリカ、イギリス、カナダおよび欧州連合(EU)が一方的に対イラン制裁の実施を発表しました。それから、イランのデモ隊がイギリス大使館を衝撃し、イラン軍側はアメリカの無人偵察機を撃墜したことを発表しました。(董燕華、中原)
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