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 中日青少年交流、友情と希望の樹を

2012-03-30 11:48:28     cri    

 北京の宋慶齢故居で3月29日、東日本大震災被災地の学生100人から成る青少年訪問団が中国の青少年と交流を行い、共に桜と海棠の記念樹を植えました。

 今回交流に訪れたのは、東日本大震災の被災地である岩手県、宮城県、福島県、茨城県から集まった中学生や高校生100人から成る日本地震被災地青少年訪問団です。訪問団の学生は、北京の地元の学生や民族衣装をまとった四川大地震被災地の玉樹の学生らと交流し、その後友情と希望の意を込めた桜と海棠の記念樹を共に植えました。記念樹の植樹イベントには、中国宋慶齢基金会の胡啓立主席や青年訪問団の団長を勤める村山富市元首相などが参加しました。

 基金会の胡主席は子供たちに対し、「あなた方が共に植えたのは、友情、平和、希望の樹だ。あなた方もこの樹のように、共にたくましく育つよう願う」と励ましの言葉をかけました。

 青少年の交流について村山元首相は、「日中の将来を考えた場合に、青少年のお互いの交流と理解、協力は大事なことだ。今年は日中国交正常化40周年に当たる年で、今回の交流の意義は更に大きいと思う」と語りました。

 宮城県の学生・遠藤さんは、「隣の国なので、このような交流を通してもっと関係がよくなればいいと思う」と期待を述べました。

 被災地の復興状況について宮城県の学生・千葉さんは、「全体的には進んでいなく、被災者の声があまり反映されていないと思う。まだまだ不便な点が沢山ある」と述べました。また、宮城県の教師は、「みんなで頑張って復興しようとしているが、被災地の状況はまだまだ変わっていない。本当の復興はまだまだ出来ていないと思う」と述べました。

 今後訪問団は、北京観光や地元の学生たちとの交流を行うほか、上海でも交流活動を行い、1週間中国に滞在する予定です。(取材・写真:劉睿)国際・交流へ

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