中国全国人民代表大会の呉邦国委員長は29日北京で、中国を訪問中のアラブ首長国連邦（通称UAE）アブダビ首長国のムハンマド皇太子と会談し、「中国は、UAEとの関係発展を非常に重視しており、UAEは信頼できる友人であり協力パートナーだと信じている」と強調しました。

　呉委員長は「中国はUAEとともに、政府間、議会間の友好往来を強化し、政治的相互信頼を深化していきたいと考えている。また、インフラ整備やエネルギーなどの協力を拡大していくと同時に、クリーンエネルギー、金融、投資などの協力も積極的に模索していきたい」と述べました。

　これに対して、ムハンマド皇太子は「UAEの国民は中国人民に深い感情を持っている。UAEは中国との関係発展を非常に重視しており、中国との友好関係の深化に力を入れている。今後、経済、貿易、エネルギー、文化などでの協力と交流を推し進めて、両国国民の理解と友情の深化に力を入れていきたい」と強調しました。（朱丹陽　中原）