中国共産党中央委員会は、このほど、張徳江氏が重慶市共産党委員会の常務委員と書記を兼任することを決め、薄熙来氏は重慶市共産党委員会の常務委員と書記を兼任しないことを決めました。

　これは、15日に開かれた重慶市の指導的幹部会議で、共産党の政治局委員と中央書記局書記であり、中央組織部の部長でもある李源潮氏が発表したものです。李部長は席上、共産党中央は現在の情勢と大局に着目し、慎重な考慮を経て、この決定を下したことを明らかにしました。張徳江氏も席上、談話を行いました。

　張徳江氏は2002年の11月に、共産党の中央政治局委員と広東省委員会の書記に就任し、2008年3月には副首相に就任しました。そしてこのほど、重慶市共産党委員会の書記を兼任したものです。

　なお、共産党中央組織部の責任者は、共産党中央が王立軍重慶市副市長の職務を罷免し、関係規則に基づいて処理しており、また青海省の副省長と公安庁の庁長を兼任している何挺氏を重慶市の副市長に転任すえるだろうとしています。（万、高橋）