中国の胡錦涛国家主席は28日、ニューデリーでロシアのメドベージェフ大統領と会談を行いました。双方は両国関係や、国際問題、地域問題について意見を交わし、共通認識に達しました。そして、ともに両国の全面的で戦略的なパートナー関係を新しいレベルに高めることでも意見が一致しました。

　胡錦涛主席は「昨年、両国は向こう10年間の両国関係発展の方向と目標を定め、各分野における協力の企画を立て、両国関係の発展に活力を注いだ。当面の国際情勢は複雑であるが、双方は共通認識の着実な実施や、ハイレベル交流、政治面での支持、各分野における協力メカニズムの正常化、経済貿易とエネルギーなどの重点プロジェクトの協力、青少年交流、国際問題の解決での協力を保っていきたい」と述べました。

　メドベージェフ大統領は「両国関係は名実ともに全面的な協力関係である。ロシアは中国とともにハイレベル会合と交流を密接にしたい。両国の貿易額が2015年に1000億ドル、2020年に2000億ドルを達成する目標の実現に自信を持っている。ロシアは中国とともに地域協力の実施、観光年イベントの開催、相互理解の促進を進めていきたい」と表しました。（Yin）