中国国家インターネット応急センター(CNCERT)が19日に行った2011年インターネットセキュリティ情勢報告会で発表されたところによりますと、2011年、中国国内のコンピューターは海外の4.7万件近くのIPアドレスからトロイの木馬やゾンビサーバーによる攻撃を受けたということです。これについて中国国家インターネット応急センターは、中国のネットワーク環境は深刻なセキュリティ上の脅威にさらされていると報告しました。
CNCERTのサンプリング調査によりますと、攻撃元の海外のIPアドレス数は2010年の22.1万件から大幅に減少しているものの、攻撃を受けたコンピューター数は2010年の約500万台から890万台近くに増え、増加傾向にあるということです。このうち、日本、アメリカ、韓国のIPアドレスからの攻撃がトップ3を占めています。
ネットワークセキュリティ面では、国内の約1100のサイトで海外ハッカーからの不正アクセスがあったということです。また、国内の銀行サイトを装った偽サイトのIPアドレスは95.8%が海外のものです。
同時に、2011年は中国のインターネットの基本的なセキュリティレベルが大幅に改善され、ネットワークセキュリティに係る事件への対応速度も向上しました。また、各企業のネットワークセキュリティの基準達成率は98.78%で、逐年上昇しているということです。(劉叡、中原)暮らし・経済へ
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