国連西側諸国の外交官は14日、国連とアラブ連盟のアナン・シリア問題合同特使が、この16日にテレビ電話でシリアの情勢を安保理に報告することを明らかにしました。

　アナン特使の報告は、安保理がこれからシリアに対してどのような政策をとるかを判断する重要な参考となり、アメリカを含む西側諸国がシリア情勢を評価する主な拠り所となります。

　アナン特使はこの日、ジュネーブで声明を発表し「シリア政府は、アサド大統領と会談した際に行った提案に応えた。しかし、疑問が残っているため、よりはっきりしたシリア政府の回答を待っている」と指摘しました。

　シリア外務省のマクディシー報道官は同日ダマスカスで、アナン特使の提案には積極的かつ客観的に応えたと表明しました。（万、高橋）

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