中国の中央銀行である中国人民銀行の周小川総裁は12日に、全国人民代表大会(全人代)の記者会見で、「預金準備率の調整は市場の流動性への調整であることから、多くの場合、預金準備率の調整は通貨政策の緩和或いは引き締めを意味するものではない」と強調しました。
周小川総裁は、「預金準備率というツールを使うかどうかは、市場の流動性にかかっている。また、流動性は外貨流入の状況や国際収支のバランスなどに関わっている」と指摘しました。さらに、「中央銀行は元来から、価格型の通貨政策ツールの使用を非常に重視している。これまでの1年あまり、預金・貸出基準金利を5回も引き上げた。これは人民銀行が価格型ツールを良く使用していることを表している。ただし、経済のグローバル化の下、その具体的な応用について、資本フローへの影響など様々な制約も考慮する必要がある」と述べました。(ZHL、吉野)暮らし・経済へ
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