このほど「中国の干ばつ状況は世界の食糧市場への衝撃の早期警報になる」という言い方を受けて、中国全国人民政治協商会議の委員である鄭国光気象相は5日の記者会見で、「中国北方地区の干ばつは世界食糧市場にとって衝撃にはならない。中国政府が組織した干ばつの防止、食糧保障活動は自国民に対し、責任を負うことであり、国際食糧市場に対する責任を負うことでもある」と述べました。
鄭国光気象相は「日照りは農業の干ばつを代表しない。昨年12月から今年の2月までの間の降水量は年間降水量の最低レベルのものだ。深刻な干ばつによる収穫量への影響を数量化し、また中国の夏に取り入れる小麦に対して、早期警戒を行うのは時期尚早だ。中国の食糧は7年連続して豊作だった。国家の小麦備蓄量は正常なレベルを維持している。現在、中国の食糧の在庫量は前年同期より40%多く、世界平均レベルを大いに上回っており、食糧の自給自足率は依然として95%を維持する見込みだ。干ばつを防止し、食糧を保障するため、中国政府は更に一連の食糧生産支援策を策定した。これは世界食糧価格の安定に積極的な役割を果たした」と述べました。(翻訳:董燕華)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |