アメリカのコラム作家・ラミー氏はこのほど新聞「ニューヨークタイムズ」に文章を掲載し、「他国が国連安保理で拒否権を行使したことに対して、アメリカはそれを論じる理由がない」と強調しました。
ラミー氏の文章のタイトルは「スーザン・ライスの怒りに納得できない42の理由」で。この文章は、「1972年以降、アメリカは国連安保理で42回も拒否権を行使した。特に、パレスチナとイスラエルの衝突問題で、イスラエルが占領したパレスチナ領土での違法行為に関する決議案は、アメリカの拒否権行使で先送りされた。一方、ロシアと中国がシリア問題に関する決議案で拒否権を行使したことに対して、アメリカのスーザン・ライス国連大使は激怒して『これは信じがたい挙だ』と評価した。アメリカは長年、安保理の採決を陰で操り、その罪を取り繕ってきた。ライス大使とアメリカ政府は、世界各国は愚かなもので、自分に屈服すべきだと思っているのではないだろうか」と批判しています。
この文章はさらに、「アメリカはこの四十年間の行動を反省すべきだ」としています。(朱丹陽 中原) 国際・交流へ
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